ファイトケミカル
-植物成分の未知なる恵みを求めて-
植物の樹皮や果皮、根の部分には、植物自体が内部や外部の環境から身を守ったり、適応するための成分が多く含まれています。植物が太陽のエネルギーを利用しながら自ら生合成し、部位に蓄えられたこれらの成分のことを「植物二次代謝産物」あるいは「ファイトケミカル」と言い、生態系で極めて重要な役割を演じています。
人間の生命維持には必要な5大栄養素【3大栄養素(①糖質 ②たんぱく質 ③脂質)に加え ④ビタミン ⑤ミネラル】があり、最近では「第6の栄養素」として食物繊維、さらにはファイトケミカルが「第7の栄養素」として栄養学的な重要性が注目されています。
ポリフェノールが疾病予防に最初に示されたのは“フレンチパラドックス”(フランスの逆説)の一編の論文(1992年)で、赤ワインの摂取量が多いフランスでは、動物性脂肪の摂取が多いにも拘わらず、心疾患による死亡リスクが低いという内容でした。
その後の研究により、赤ワインに含まれるポリフェノールによる抗酸化作用が示され、今日のファイトケミカル研究の端緒となりました。
ポリフェノールはファイトケミカルの一つです。
マンゴスチンの果実に傷がつくと(害虫や鳥、そのほか地理的刺激)、黄色い粘液物質が分泌されてきますが、この粘液物質に含まれる成分がマンゴスチンの種子を守る役割を果たしています。
現在までに発見されているファイトケミカルは約1万種あるのではと言われておりますが、数ある植物の中から我々はマンゴスチンの果皮に含まれるファイトケミカルに着目し、そのエキスを得ることで製品化しました。
弊社では、そのエキスを ”パナキサントン®エキスα” と名付けました。